Stand by U ~scene21~

妄想小説です

バックミュージック及びエンディングテーマに「Stand by U」をイメージして文章にしています

飛び飛び更新なので、カテゴリに「まとめ読み」をつくってみました。

もし最初からお読みいただける場合は、カテゴリの「まとめ読み」で「from scene1 to 6」からお読みいただけると嬉しく思います。

「Stand by U ~scene20~」の続きです。




<続きを読む>

から「scene21」がはじまります。

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Stand by U ~scene21~

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病院につくと、ヒョンは点滴をして眠っていた


青白い顔
ここ何ヶ月かでこけた頬
目の下の傷が余計に痛々しく見える




どこまでこの人は自分を追い込むんだろう






事務所のスタッフは、明日の公演についていろいろ調整をしていた
ヒョンを目当てで見に来てくれるファンもたくさんいる
でもヒョンの今の状態は思ったより重症みたいだった


まさか中止?延期?


それだけは避けたかった
無責任って思われるかもしれないけど、僕にはヒョンの気持ちがわかる
ステージに穴を開けるほど、あの人にとって屈辱的なことはない



例えステージの上で死のうと、あの人はステージにあがる



「あの・・・・」

僕はマネージャーにはっきりといった

「ヒョンは・・・大丈夫です。絶対やりきりますから」








誰もいない薄暗い病室で、僕はヒョンのベッドサイドに座っていた



「・・・チャンミナ・・・」



目が覚めたヒョンが、まだうつろな様子で僕の名を呼ぶ



僕は黙ってヒョンを見つめる


だんだんと意識がはっきりして、ヒョンは自分のおかれた状況を理解したみたいだった



大丈夫じゃないのなんてわかりきってるから「大丈夫?」なんて言えない

医者は「絶対安静」っていってたけど、そんなこと言えるわけがない



だから僕は黙ってヒョンを見つめるだけだった






「・・・知らせなくていいっていったのに・・・」

ヒョンが独り言のようにつぶやく

「そんなことしたら、あとで半殺しだよ」

本気とも冗談とも言えない僕の言葉に、少しだけヒョンが笑った





「今日は・・・・」

「仕事はオフだよ」

「いや・・・・ちがう・・・お前・・・・」

ヒョンがいおうとしていることはなんとなくわかった



「・・・・いいんだ、もう・・・」


僕はヒョンの点滴が一滴一滴落ちるのを確認して、そして静かにいった




「多分・・・終わったんだ・・・・」



ヒョンは一瞬僕の顔をみたけれど、そのことには何も触れずに、また天井を向いて目を閉じた





「明日・・・死んでも出るんだろ?」

「・・・当たり前だ・・」

強気な発言の割に、身体は本当につらそうだ



「一晩、僕がここにいるから」



てっきり帰れと言われるかと思ったけど、ヒョンは何も言わず黙っていた



ヒョンのマネージャーには心配いらないから帰れと言われたけど、僕はてこでも動かないつもりだった






薬が効いているのか、ヒョンはぐっすり眠っていた
もう何日も眠っていなかったかのように


多分・・・そうなんだろうな


僕が眠れないときは、眠りにつくまでずっとそばにいてくれる
でも、ヒョンがそんな弱気なことを言ったことはない


いつもいつでも、なんでもひとりで抱え込み、ひとりで戦う



もっと頼って欲しい、なんて言えない
そんなこと言わなくっても、ヒョンから頼られる男にならないと




僕は点滴が終わりそうになったら看護婦を呼び
多分限界が来ているであろうヒョンの足をマッサージしながら
いま自分にできる精一杯のサポートをしようと思った





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そうしているうちにだんだんと夜明けが近づいてきた


僕はうつらうつらしてはヒョンの様子をみていたけど、いつのまにか椅子に座ったままベッドにうつ伏せの姿勢で寝てしまっていた



ふと、自分の髪にヒョンの手が置かれているのに気がつく

ヒョンはいつのまにか目を覚ましていた



「・・・どう?」


「ん・・・大丈夫」



僕に触れる手がかなり熱い
どうみたって大丈夫には見えないけど、大丈夫じゃなくても大丈夫という男だ



「チャンミナ・・・」


「・・・・ん・・?」


「・・・・ありがと・・・」



「・・・僕は・・・何もしてないよ・・・」




僕がそう答えると、ヒョンはベッドから上半身をゆっくり起こし、僕の顔を覗き込みながら優しく言った



「ほんとに・・・そう思ってる?」




僕は何も言えず、黙ってうつむいた



「なんも・・・わかってねーな・・・」



ヒョンがふっと鼻で笑う



「じゃあ・・・なんかしてよ」




お互い目が合う




ヒョンは目が潤んでいて、トロンとしていて、まだかなり調子が悪そうだ





僕は、この人を支えたい


この人の力になりたい




-心から、そう思った




僕は・・・この人が好きだ





僕は意識が朦朧としているであろうヒョンに


自分から


そっと


・・・・・・キスをした





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はじめまして!

はじめまして!
みかひぽといいます(^∇^)

ホミン(ミンホ!?)大好きな腐れユノペンです☆
さまざまなトンペンブログを日々読み漁っておりまして、「ホミン 萌え」で検索した際にharunoさんのブログにたどりつきました。笑

今までかなりの数のホミン妄想小説を読ませて頂きましたが、harunoさんの小説が一番好きです(o^^o)

なんだか、すごく自然なんですよね。本物の2人を垣間見ている様な気持ちになれます!笑

私も2人は辛かった時期に支え合い、互いに特別な(リアルは恋愛じゃなくても)関係になったと思っています。
なのですごくしっくりくるんですかねー( ´ ▽ ` )

文章がとても綺麗なので、読んでいて気持ちいいです♡

続き、楽しみにしてます
更新頑張ってください\(^o^)/


Re: いたわり…

鍵コメ「ピ(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
なんか逆にプレッシャーになってなければいいのですが・・。
あたしは「きたよ~」って遊びに来てくださるだけでもなんかすごく嬉しいので・・・うまくいえないけどそんな感じです。
コメくださる方々がみなさんすっごく礼儀正しく腰が低くて優しくてそれでいて文才もおありで、本当に頭が下がります・・・。
なんか・・あたしなんかの妄想小説に浸っていただき・・・なんか書き手としては・・恐縮です。嬉しいともちょっと違う・・・恐縮という言葉しか思い当たらないなあ・・・。
ピ様の感想、いつも楽しみです。
大切に読んでくださり、ありがとうございます。
haruno

Re: 今日は真面目に

鍵コメ「竹(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
大事に読んでくださって、本当にありがとうございます。
自分でもゆっくりだな~って思いながら進んでいるんですけど(笑)、焦らしプレーとかじゃなくて、どのシーンも私の妄想ユノチャミにとってはなくてはならないシーンで、だからこんな風になっちゃってます。
頭の中にシーンが思い浮かぶっていってくださるのは、私にとて最高の言葉です。私は音楽から映像が浮かび、それを言葉にしているので・・・・。
ありがとうございます<m(__)m>
haruno

Re: No title

鍵コメ「ku(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
風邪はもうあとは鼻だけです。心配して下さり、ありがとうございます~♥
ホミン見るとブッ飛ぶというか、ある意味鼻から何かがぶっ飛びます(笑)
ku様、いつも大事に読んで下さり、本当にありがとうございます。
恐縮しっぱなしです。
でも、情景を思い浮かべていただけるなんて、本当に書き手冥利に尽きます。
私は頭の中の映像(ドラマみたいな)を言葉に起こしていることが多いので(先に言葉ありきの時もありますが)、だから情景を思い浮かべていただけるなんて・・・なんていっていいかわからないけど・・・♥
まあ、そして脳の9割は腐ってますから、やっぱりそこに・・いきつきますよね(笑)
haruno

Re: はじめまして!

コメ「みかひぽ」様
ご訪問&コメント、本当にありがとうございます。
こんなところまで遠路はるばるきていただき(笑)、大丈夫ですか?
「ホミン萌え」でたどりつくのか~(大爆笑)
まあ叫びすぎてますものね~萌え~って(笑)
妄想小説の方も気に入っていただけて、すごく嬉しいです。
あくまで妄想なんですけどね。
でもなんかストライクゾーンに入っていただけたのならすごく嬉しいです。
みかひぽ様のいうような「特別な関係」をいつも考えながら書いていますよ。
共感します♥

文章のことにも触れていただき・・・恐縮です。
またよろしかったら遊びに来てください。
お待ちしております♥
haruno

No title

はうぅぅぅぅぅTTTTTTT

切ない…
切ないですぅぅTTTT

♪はじめてぇ~のぉ~ちゅぅ~~♪
ユノとちゅぅぅ~~~♪
↑スローピアノしんみりバージョン(自作w)が脳内に流れてしまいましたょ。。。。。

あぁ~~~、こうやって二人は絆を深めてきたんだね!
病める時も健やかなる時も、二人で寄りそって生きてきたんだねぇぇぇTTTTTTTT

………って、あれ?
すみません、陽が昇る前の一番暗い時間に、こんな感動的なストーリーを読んじゃったので、
すっかり持ってイカれてしまいました^^;

つづき楽しみにしています^^

Re: No title

コメ「ひなた」様
ご訪問&コメント、本当にありがとうございます。
切な萌していただけて・・・誠に恐縮です・・。
実は・・私の妄想小説の中では・・・初めてではないのです。
1回目は・・・探してみてください(笑)
陽が昇る前の1番暗い時間に読んでいただけたんですか。
(なんかこの歌詞あったな)
私の小説は、割とその時間のことを書いたものが多く、なんか、その時間に読んでいただけてもっていかれたのなら・・・・書き手としては最高です(笑)
楽しみにしてくださってありがとうございます。
また遊びに来てくださいね。
お待ちしております。
haruno
プロフィール

haruno

Author:haruno
2011年のレコード大賞「why?(Keep Your Head Down)」で伝説の”秒殺トン堕ち”したharunoのブログです。「BL」や「腐」という言葉の意味すら知らなかった私が、もはや脳の9割近くが腐っています(笑)。ユノとチャンミンの「萌え日記」と「妄想小説」をマイペースに書いています。

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