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Stand by U ~to the future8~

妄想小説です


バックミュージック及びエンディングテーマに「Stand by U」をイメージして文章にしています

飛び飛び更新なので、カテゴリに「まとめ読み」をつくってみました。

もし最初からお読みいただける場合は、カテゴリの「まとめ読み」で
第1章「from scene1 to 6」から「from scene28 to 31」までお読みいただけると嬉しく思います。


完全なる妄想なので、内容についてはいろいろご容赦ください。
苦手な方はスルーでお願いいたします。



<続きを読む>

から第2章「to the future8」がはじまります。

(第2章「to the future7」の続きです)

いつも愛あるコメントとポチっと

本当にありがとうございます。

とても励まされています。


よろしければ、お願いします。
haruno

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Stand by U ~to the future8~


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新しい部屋が決まった   
 




「引越し」とか大げさな感じにはしたくなくて
僕は何日かにわけて、少しずつ荷物を移動することにした



ヒョンと違って僕は普段から部屋をキレイに片付けているから
荷物の運び出しは簡単に済むだろうと思っていた
 




けれど実際は





いざ整理をし始めると、次から次へといろいろなものがこれでもかというくらいあふれ出し
 
改めて10年という年月の長さをしみじみと実感した






困ったものは洋服やらちょっとした小物やら



人からの貰い物や面倒くさいからと2人でシェアしていたものなどは
もう僕のものなのかヒョンのものなのかわからなくなっていた



そして写真、CD、DVDなんかも
「2枚あってもしょうがないから」といって一緒に買ったり貰ったりしたものに関しては
どうやって分ければいいんだろう




それから食器

ほとんどがセットものだったりするから、やっぱり置いていくべきなんだろうな





新しく買えばいいものと、やっぱり持っていきたいと思うものを注意深く選別していくと
恐ろしいほどに作業が進まない





やれやれ





それでも僕は何かに急かされるように
仕事の合間をぬって、荷物を整理することに没頭していった







そう

多分、決心が揺らがないように








ひとつ、またひとつ

ダンボールの中に消えていく僕の日常








同じ部屋を共有すること

同じ空間を共有すること


そしてそこから一人離れることは



抽象的な寂しさとは別に
現実的で、具体的な寂しさも伴うものだ 
 




消えゆく僕の具体的な日常を片付けながら
そんな当たり前なことをぼんやり考えていた








僕とヒョンは相変わらず別々の仕事も多くなっていて
すれ違いの日々が続いていた  
 




かえってその方が良かったと思う





少しずつ殺風景になっていく部屋
 
ここに帰ってくるあなたの目には、どんな風に映っているんだろう







あれ以来
特にこのことについては何も言ってこないヒョン   
 


部屋が決まった時も

「そっか」

の一言で終わった




ヒョンは「いつ行くの?」とも「急がなくてもいいよ」とも言わない






「お前が決めていいんだよ」






そう、暗黙に伝えられている気がしていた








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そうしてある程度部屋が片付いたところで

僕は思い切ってヒョンに話を切り出してみる



「ヒョン」

「ん~?」



それはいつもの風呂上り

リビングでPCを見ているヒョンに、僕はビールを飲みながら、なるべく平静を装って言う 






「来週から、あっちに帰ろうと思うんだ」






今までもこの家に帰らないことが何回かあったのだけれども
ちゃんと口に出して言ったのは今日が初めてだった





「・・・・・・そっか・・・・」






当たり前のように僕からビールを受け取り
一口だけ飲んで僕にビールを返すヒョンの日常




これからは350mlのビールが
すべて僕の腹に収まるのだ







何かを考えるように黙っていたヒョンが、僕の顔を見て答える




「日曜なら・・・多分早めに帰れると思うから・・・最後にここで夕飯でも食うか」




「最後の晩餐?」




ふっとヒョンが笑う




「そう。最後の晩餐」



「みんなも呼ぶ?」




そう僕が言うと、ドキっとするくらい優しい顔をしてヒョンが答えた




「いや・・・・せっかくだから2人でいいよ」




「・・・・わかった」








「2人で」といったヒョンの答えが
うれしいのか戸惑っているのか僕自身にもわからないけど
なんとも言えない気持ちで僕の胸は落ち着かなかった







あっという間に来るであろう日曜日を


僕はどんな気持ちで迎えるのだろう 







そしてありふれた日常に


本当の幸せがあったことを



僕はこれから、嫌というほど味わうのだろう






プロフィール

haruno

Author:haruno
2011年のレコード大賞「why?(Keep Your Head Down)」で伝説の”秒殺トン堕ち”したharunoのブログです。「BL」や「腐」という言葉の意味すら知らなかった私が、もはや脳の9割近くが腐っています(笑)。ユノとチャンミンの「萌え日記」と「妄想小説」をマイペースに書いています。

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