Stand by U ~to the future7~

妄想小説です


バックミュージック及びエンディングテーマに「Stand by U」をイメージして文章にしています

飛び飛び更新なので、カテゴリに「まとめ読み」をつくってみました。

もし最初からお読みいただける場合は、カテゴリの「まとめ読み」で
第1章「from scene1 to 6」から「from scene28 to 31」までお読みいただけると嬉しく思います。


完全なる妄想なので、内容についてはいろいろご容赦ください。
苦手な方はスルーでお願いいたします。



<続きを読む>

から第2章「to the future7」がはじまります。

(第2章「to the future6」の続きです)

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haruno

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Stand by U ~to the future7~

螟墓律_convert_20130327174056 



そうやって何日か過ぎる中で
もちろん1人の仕事も2人の仕事も一所懸命こなしていく中で
僕は少しずつ、落ち着きを取り戻していた



家でも仕事でも、ヒョンがいない寂しさにも慣れてきた
冷静になって、いろいろなことを考えられるようになっていた




僕と離れようとしたヒョンの選択




ヒョンは・・・多分正しい




ずっとわかっていたことなのに
僕は気づかないふりをして目を背けていたんだ 

冷静になるために一時的に家を出た僕だけど
なんとなく2人でちゃんと話せないまま、うやむやにここまで来てしまった

普通に仕事をこなしていても、あえてその話題を話さないことで、お互いずっと気にしていることがわかる

言葉なんかなくてもわかりあえる僕たちだからこそ
余計にそれが重く、つらく、のしかかる











撮影が順調だったおかげで予定より早く終わり、久しぶりに2人一緒のオフの時間ができた

だいたいこういう時は正反対の行動をとる僕たち


こんな時こそ家でゆっくり過ごす僕と
こんな時こそ誰彼構わず声をかけ、食事やら遊びやらに行くヒョン





でも、今日は違った





2人同時に時間ができたのは

きっと「偶然」という名の「必然」






「チャンミナ」


「・・・ん?」






もう・・ヒョンに名前を呼ばれた瞬間から、僕はわかっていた
 

次に来るセリフがなんなのか
僕にはわかっていたんだ








「・・・海・・・・行こうか?」




「・・ん」











霆垣convert_20130327174421 





ハンドルを握るヒョンの横で、僕は流れる景色を頬杖をつきながら眺めていた



「これ、何の曲?」

「ああ・・・最近・・ちょっと昔の曲、聞いてんだよ」

「へえ~」



ヒョンが曲に合わせて歌いだす

そういえばどこか昔に聞いたことがあるような曲だ
でも僕の中ではもう完璧にヒョンの歌声でインプットされてしまった

よくもまあ・・・恥ずかしげもなくこんな大声で歌うよな・・・
となりが彼女だったら・・・


ひくぞ・・・・


まじで ・・・・






特に会話もはずまない僕たちのドライブ
時々鼻歌を歌ったり、ユノヒョンのマジ歌や下手くそな口笛を助手席で聴いたりしながら
でも多分、僕は世界中で1番満ち足りた時間を過ごしていたはずだ





今日はなんだか

ヒョンをとても近くに感じる










螟墓律・農convert_20130327175708 




1時間くらいのドライブの末、着いたところは僕の行ったことのない海岸だった
陽は沈みかけ、夜がもうすぐやって来ようとしていた

街灯も何もない海岸が、沈む夕陽に照らし出されている
車から降りて、僕とヒョンはゆっくり海岸に向かって歩いていく





「前の約束からさ・・」

「えっ?」

「随分・・・時間、経っちゃったな」




ヒョンがちょっと笑いながらつぶやく

随分って・・・
あれから何年経ってると思ってるんだよ



でもヒョンは・・・ ずっと気にかけていてくれたのかな

一緒に海に行こうっていう約束を






海風はとても強く、僕は少し肌寒くなって着ているジャケットの襟をたてる
ヒョンは・・・じっと・・まっすぐ海を見つめている

もちろんこんな時間に海辺を歩く人は誰もいなくて
僕たちは久しぶりに周囲を気にせず、リラックスした気分になっていた



しばらく2人で黙って海を眺めていて、ヒョンが静かに話し始める






「ここさ」

「・・ん・・」

「絶対お前を連れて来たかったんだよ」

「・・・なんで?」

「俺が・・・・決意をした場所だから」

「・・・・・・・」


「大切なものを守るって、決意した場所だから」






ヒョンは、それがいつのことかは言わなかったけど
僕はなんとなくそれがわかる気がした





「・・・あの時もさ・・・」

「え?」


今度は僕が切り出す


「ヒョンが・・・僕の撮影場所まで来てくれた時も・・・海だったね」

「ああ・・・・ふふ・・そうだな・・・」

「僕が決意をした場所は・・・・あの海だな」

「・・・ん・・」








そして僕たちは


きっとまた・・・新たな決意をするのだろう









「2人で活動始めた日さ・・永遠をさ・・信じるか?っていったろ?」

「ん・・・・」

「俺は・・今でも信じてんだよ。バカみたいに」




そういってふっと笑うユノヒョン




「・・・・・何を?」


ずっと静かにヒョンの言葉を聞いていた僕が、口を挟む


「ヒョンは・・・何を永遠に残したいの?」



ヒョンはじっと見ていた海から横にいる僕に顔を向け
そして僕を覗き込むようにして答えた






「お前と一緒に創ってきたすべて」






何の迷いも躊躇もなく、ヒョンはさらりと答えた



「俺らの全て。俺らのつくってきた歌、ステージ、グループ・・・俺らが死んでも、ず~っとず~っと残したい。みんなの記憶に残したいし、目に見える、手に取れる形でも永遠に残したい」


「・・なんで・・・?」


「俺らがこの世に生きてきた証だから」


「・・・・」


「俺とお前が・・・一緒に生きた証だから。俺らが人生すべてをかけて走ってきた証だから」


「・・・・」




「それが・・俺とお前の永遠だ」






そこまでいうと・・ヒョンはまた海をじっと見た



「だから・・・俺は・・・そんくらいのものをこれからも創り続けたいんだよ。ずっと何十年先もずっと」


「・・・・」


「今だけとか、あと何年か先までとかじゃなくて・・・ずっとずっと何十年何百年先まで残るものを・・・・」





大げさかな?って言われて

・・・・・僕は・・・小さく首を振る





「だから・・俺らは今さ・・・1人でも守れる力をつけなくちゃいけないと思うんだ」


「・・・・・」


「2人でやっと完成するんじゃなくて・・・なんていうかな・・・1人でも2人の場所を守れる力をつけるべきだと思うんだ」








「僕とヒョンの永遠ために?」



「俺とお前の永遠のために」    






 


螟墓律・廟convert_20130327180002 




ヒョンには未来が見えている

「ついてきてほしい」といったあの日から、ヒョンは1度もぶれずにまっすぐ未来を見つめている




そんなヒョンを・・・やっぱり僕はすごいと思う





僕にできることはなんだろう

僕はこれ以上あなたの負担になりたくない
僕だって・・・あなたとの永遠を信じたいんだ






だから・・・僕から言おう

僕から言うことが・・・きっとヒョンを少しでも楽にさせてあげられる
いつだって僕を守ってくれた、あなたからの巣立ちも込めて
これからは、1人でも2人の場所を守るための決意として 

僕から・・・言うんだ






「ヒョン・・・」


「・・・ん・・」


「僕は・・・家を出る」







言ったあと、僕は泣くかなって思った



でも、涙はでなかった

ふんぎりがついたような

楽になったような
 
でもやっぱり何かを失ったような

不思議な感覚だった




ヒョンは一瞬びっくりしたような顔をしてたけど
すぐに ・・申し訳ないような、悲しいような

でも

全てを納得したような
そんな顔をしていた



しばらく無言で海を眺めたあと、ヒョンが静かにつぶやいた



「お前の部屋・・そのままにしておくから」





僕はその言葉には答えなかった


答えられなかった





どこかでまだ、僕は期待していたんだ

「何言ってんだよ」って髪をくしゃくしゃってしてくれるヒョンを
「そういうことじゃねーよ」って笑って否定してくれるヒョンを 





でも・・・ヒョンは受け入れた

僕の・・僕たちの新たな決意を
ヒョンは受け入れたんだ








ただずっと一緒にいたかった

好きならば、大事ならば、ずっと一緒にいられると思っていた

ずっと一緒にいるべきだと思っていた





でも

好きだからこそ、大事だからこそ、離れなきゃいけないこともあるんだ

そういう愛もあるんだ





僕たちはあまりに多くのものを手に入れて
あまりに多くのものを失った


そしてこれからも僕たちが手に入れ続ける限り
痛みとともに、その代償を払い続けていかなければならない







こんなに

こんなに強くお互いを求めあっているのに






それでも僕らは
 


離れるべきなんだ・・・・・・






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No title

harunoちゃん、
ぎゃー!ひさびさのひっそりと。夕焼けに染まった海辺が目に浮かびます。一行一行のharunoちゃんの文章力に脱帽!もしかして腐ったブログ書いている人と別人格?
映画にしてほしいほどの美しいストーリー。SMよエイベよ、もたもたしてるとハリウッド女優の私が、ハリウッドに話を持ち込むよ!でも主演はホミンで。

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Re: No title

コメ「ティカ」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
久々にあげさせていただきました。
てか時間があるときに少しずつ加筆して書いているので、自分の中では久々でもないんですけどね(笑)
ふふふ。
ティカさん、何役で出ていただこうかしら。
ユノヒョンと海辺で出会った婦人かしら・・・。
あ・・・年齢上過ぎるか・・・もちろん小説のほうがね(笑)
haruno

Re: T^T

鍵コメ「ユン(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
ユン様からコメいただいたとき、ちょうど「Stand by U part7」が書き終わって明日辺りあげようかなあ・・って思っていたところでした。だからどんんぴしゃのコメでしたよ(笑)
こんな駄文を楽しみにしていただき、ありがとうございます。
ユノヒョンのあのぶれない強さは夢があるからだと思うんですよね。
福祉施設も然り。東方神起も然り。
そしてそれにはどうしてもチャミが必要なのです。

お礼だなんて、あたしの方が遊びにきいただいてコメまで残していただいて感謝ですよ。
haruno

Re: 海

鍵コメ「yuco(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
私はやっぱりホミンペンなんだろうな。
ユノよりとかチャミよりとか自分ではもうわからなくて・・・
2人の関係性や絆がやっぱり好きなんでしょうね。
もちろんビジュアルもですが(笑)
昔からしょっちゅう海に行くわけではないのですが(どちらかというと雪山の方が多いのですが)、海はなんだか人を素直にする力があると思うんです。
そういう経験がみなさま1度や2度あるんじゃないかな。
若かりし頃の海辺の告白(笑)
ちなみにあたしは茅ヶ崎の海でした(笑)
haruno

Re: No title

鍵コメ「Hi(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
Hi様のおっしゃるとおり、命懸けで守ってきた大切なものだからこそ「生きた証」を永遠に残したいんじゃないかなと思うのです。
富や名誉ではなく、純粋に「生きた証」のために。
ユノチャミが永遠に残したいものと一緒に年を取れることが幸せよのう。
haruno

Re: ぐぐぐ・・・。

鍵コメ「wol(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
チャミの巣立ち・・・
あたし5人時代の映像も全然見られちゃう人なんですけどね、本当にチャミって奥ゆかしいんですよ。
いつもヒョンたちの後ろに隠れてヒョン達を立てて、ヒョン達についていってしっかりもののかわいいマンネで。
でも今は違いますよ。
逆にユノヒョンをひっぱっていく立場にだって立ちます。
そうそう。
ユノヒョンは大枠を創って、細かいところはチャミが決断。
あうんの呼吸ですよ。
誰も2人のあいだには入り込めません・・・。
haruno

Re: No title

鍵コメ「ne(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
私なんかの小説で・・なんか恐縮です・・・。
でも・・うれしいです。
海はね、なんか全てを許してもらえるような気がするんですよ。
生命の誕生は原始スープが海の中を漂ってたってね。
ドMの私はどうしたって方向が切ない系にいってしまいますが、最後は幸せになって欲しいと願っています。
って・・・あたしが書くのか。
_| ̄|○
haruno

Re: No title

鍵コメ「ku(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
お仕事、一段落しますた。
職場での嫌なこと・・・もう立ち直れましたか?
私も3月は本当に大変で・・・・ブログの内容だけは楽しく行こうと思いつつ、でも返ってそう思えたから激しい凹みから立ち直れたのかな。楽しい内容書きながら浮上したというか。
ううう・・そんなときにあまり楽しくない内容のお話。
ゴメンネ(´;ω;`)
でもユノチャミみたくいつも「強くありたい」と思うのですよ。
本当の敵は、周りじゃなく自分の中にいる弱い自分だって思って。
kuさん、ファイティン!!
haruno

Re: 支え合うこと、依存すること

鍵コメ「小(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
ふふふ。
鍵コメなのにこたつ部にご挨拶する小様の律儀さが愛おしいのう。
あたしの小説の中では何年越しの約束がやっと叶いましたよ。
あたしのお話ってとびとび更新だから前のお話忘れちゃってる人がほとんどだと思うのですが(笑)、いろんなところでリンクしているんですよ。
昔のお話と。
長く読んでくださっている方は「おおっ!こことここがリンクしているのね~」なんて楽しんでもらえるとうれしいな。
そうそう。
友情も愛情も依存関係の中では良い関係が永く続かないものです。
ちゃんと独立してなきゃいけないんです。
ご自身の恋愛を思い出してくださるなんてうれしいですよ。
そうやってこんな駄文でも感情移入して読んでいただけるのが書き手としは無常の喜びです。
haruno

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Re: タイトルなし

鍵コメ「トマ(以下省略)」様
ご訪問&コメント、本当にありがとうございます。
短い言葉の中に、とても伝わってくるものがあります。
貴重なお時間を割いていただき、読んでいただき、ありがとうございます。
書き手としてはとてもうれしいです。
なかなか時間がとれずとびとび更新になってしまいますが、また読んでいただけるとうれしいです。
haruno

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Re: タイトルなし

鍵コメ「にこ☆」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
「今更ひっそり」なによりです(笑)
もうね、ちょっとチキンなあたしは書いても「ひっそり」としか上げられなくなっちゃったの。
もうししたらひっそりどころかカテゴリにひっそりと追加で更新されるかもしれませんのでご注意ください。
どんだけチキンだ・・・。
うんうん。
あたしも今回のコンサートがなんか自分の中でもすごく重要な気がして、頑張っていこうと思っています。
またマイペースで更新しますのね気づいてくださいね~(笑)
haruno
プロフィール

haruno

Author:haruno
2011年のレコード大賞「why?(Keep Your Head Down)」で伝説の”秒殺トン堕ち”したharunoのブログです。「BL」や「腐」という言葉の意味すら知らなかった私が、もはや脳の9割近くが腐っています(笑)。ユノとチャンミンの「萌え日記」と「妄想小説」をマイペースに書いています。

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