妄想小説です
バックミュージック及びエンディングテーマに「Stand by U」をイメージして文章にしています
飛び飛び更新なので、カテゴリに「まとめ読み」をつくってみました。
もし最初からお読みいただける場合は、カテゴリの「まとめ読み」で「from scene1 to 6」からお読みいただけると嬉しく思います。
「Stand by U ~scene29~」の続きです。
<続きを読む>
から「scene30」がはじまります。
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haruno
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Stand by U ~scene30~
運命のステージ
でも、それは僕とヒョンに突然ふりかかった事の大きさと比例して
とてつもなく難しく、とてつもなく複雑なステージだった
僕らがステージに立つのは、終盤だ
もちろん他の共演者より格段に出番は少ない
僕たちに与えられた
数曲、数分間 ・・・・・
そこで、僕とヒョンの未来が・・・決まるかもしれない
そして
僕たちに用意された名前は
「yunho & changmin」
グループ名さえ・・・表立って名乗れない現状
でもヒョンは必死にスタッフとかけあっていた
ヒョンも僕も今の複雑な事情は百も承知だ
だから大切なスタッフたちと余計ないざこざを起こしたくなかった
でも、ゆずれないものがある
僕とヒョンがゆずれないもの
「東方神起」という名。
僕とヒョンは「東方神起」という名をステージ上で名乗ること
これだけは、絶対に何があってもゆずらなかった
ゴールの見えない日々
違うな
スタートラインの見えない日々だ
あれから・・・・どれくらい時が経ったんだろう
いろいろなことがあった
僕もヒョンも、たくさん・・・たくさん傷ついた
自分たちからまいた種ではない
言ってみれば不可抗力だ
それでも、その場にうずくまって、立ち止まっていても何も変わらない
すでに、起こってしまったことだ
気持ちを切り替えるまでに時間がかかったけれど
幸いなことに、僕らは2人いた
ヒョンじゃなかったら
僕は今、ここにいない
僕らはそれこそ血の滲むような努力をした
口にすると簡単だけど、それは実際に手にとって、体で実感することのできる痛みの連続だった
皮肉にも
いつのまにか早朝と深夜のレッスン場は僕とヒョンが当たり前のようにおさえていた
次々にデビューする後輩たち
いつのまにか背中を見るようになった仲間たち
追われる立場が追う立場になり
自尊心と謙虚さの狭間に揺れていた日々
それでも僕とヒョンはあきらめなかった
もう1度ステージに立つために
この名を、守るために
そしてとうとう・・・運命の日を迎えた
”地に足がつかない”とはこのことか
今までに感じたことのない緊張感が僕をおそっていた
デビューの舞台だってこんなに緊張しなかった
あの頃はある意味怖いもの知らずだったんだ
失敗したら・・・・また考えればいい
もしだめだったら・・・その時考えよう
でも今は違う
失敗は、許されない
僕とヒョンは、あまりにも大きな成功を手にしてしまったから
あの頃とは求められるものの大きさが違う
背負っているものの大きさが、全然違うんだ
僕とヒョンは尋常じゃない緊張感の中にいた
そしてそんな僕らを
触れてはいけないものに触れるように
逆にあからさまに核心に触れるように
そして・・・あたたかく見守るように
周囲のスタッフや共演者の僕らへの反応は、なかなか複雑なものがあったようだ
そんな視線に・・・少し自嘲気味に笑う
「なんか・・笑っちゃうけど・・・僕らより周りの方が緊張してない?」
ヒョンも笑う
なんにしたって僕とヒョンは
「お前らに本当にできるのか?」
そんな周囲からの無言のプレッシャーをひしひしと感じていた
そんなのにいちいち反応していちゃダメだ
そんな周囲からの視線を払拭するのは、このステージ上のパフォーマンスだ
戦うべき相手は周りじゃなく、自分自身だ
大丈夫。
やれる。
大丈夫。
僕はできる。
何度も何度も自分に言い聞かす
「チャンミナ」
ヒョンが不意に僕を呼ぶ
「ん?」
「・・・・大丈夫だよ」
ヒョンが笑い、僕の背中を軽く抱き、トントン・・・とたたく
「大丈夫だ。絶対。」
僕が1番欲しい言葉
誰よりもあなたに言って欲しい言葉
「俺たちのステージを・・・見せつけてやろう」
「 ・・・・うん」
「他のやつらとは違う、俺らだけのステージをやってやろうぜ」
「・・・うん」
ヒョンがとなりにいてくれて、これほどありがたいと思ったことはない
あなたの存在が
こんなにも僕を強くするんだ
「ヒョン・・・・」
「ん?」
「このステージが終わったら・・・・・」
「・・・ん・・・・」
「・・・・海に・・・」
「・・・・・・」
「・・・・また・・・2人で海に行きたい」
こんな時に他に気の利いたことはいえないのか
自分でも呆れちゃうけど、僕が今1番伝えたいのはこの言葉だった
ヒョンが笑う
「・・・・約束だ」
僕とヒョンが2人で決意したあの日
僕とヒョンが守ると誓い合ったあの日
あの日ヒョンとみた海を
僕はずっと覚えている
海はどこまでもどこまでも果てしなく続いていて
僕とヒョンの誓いも
ずっと・・ずっと・・・続いていくんだ・・・・
僕らの出番だ
僕とヒョンは別々のところからステージにあがる
スタッフやら出演者やらがたくさん行き来する楽屋で、僕とヒョンは別々の入口へと向かう
僕は振り向く
一瞬
すべての音が消え
すべての動きが止まり
僕とヒョンは離れた場所からアイコンタクトをする
小さく
本当に小さくヒョンが頷く
-大丈夫。行くぞ!
僕も小さく・・・でも力強く頷く
-やれる。絶対。
僕は足早に入口へと向かう。
もう迷いや戸惑いはない
まっすぐに前を見据え
僕は僕らの道を信じて進むだけだ
ここは
あの日々からのゴールじゃない
僕たちの、スタート地点だ
ここからまた、はじまるんだ
僕は
今までは遠くに見ているだけだったあの光に
絶対にこの手を触れてみせるんだ
行こう、ヒョン
もう1度、あのまばゆい光の中へ
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鍵コメ「yuco(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
今までのyuco様のコメの中で・・1番愛を感じたな。
ユノとチャミへの・・・そしておこぼれでもほんの少しあたしへの(笑)
2人に堕ちた瞬間が手に取るように伝わってきますよ。
語ってくれてありがとう。
韓国でも日本でもカムバのステージはいつもyoutubeでしか会えてないけど
でもそれでも本当に心震えますよ。2人のパフォーマンスと気迫に。
心温まるコメ、本当にありがとうございました。
てか最後の一文・・・
あたしはなんか・・・いつ抜けようかちょと考えてますよ。
なんか申し訳ないし、ちょっと怖くてね・・こんなブログじゃね。
haruno
鍵コメ「ほみん(以下省略)」様
ご訪問&コメンと、いつも本当にありがとうございます。
ふふふ。よく「その場にいたの?」って冗談で書かれますけど
盗聴器しかけてますよ。
というのは冗談で、なんかね、映像が浮かぶんですよ。
それを文字に起こしているだけです。
世界観とか何度でも読むって言ってもらえると・・・書き手冥利に尽きますよ。
ありがとうございます。本当にうれしいし励みになります。
本ですか?
イスマンに阻止されるに決まってるじゃないですか。
その前にチャミか・・・。
haruno
鍵コメ「ピ(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
ぶれない心・・・
それって言葉にするのは簡単だけど、生きていく上で本当に大変なことですよね。
だって自分だけじゃなくて周りもいることで、環境もどんどん変わるわけで。
そんな中で芯はぶれなかったユノチャミはやっぱりすごいと思う。
譲れないところはぶれない強さ。
あたしも見習いたいと思ってます。
周りとの協調ばかり考えてぶれまくっているんですが(笑)
罪な女ですか。
イケメンに言われてみたいですね(笑)
haruno
鍵コメ「み(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
苦難を乗り越えたこその感動ってありますよね。
いや、普通にパフォーマンスもかっこいいし、イケメンだし、ゆうことないんだけど、それらには今までの苦難や努力がにじみ出ているというか・・・
当時のこと、リアルタイムで知らないからこそ冷静にかけるんでしょうね。
でも・・冷静じゃないんですけどね。
この小説は書きたくて書いてるくせに・・・すごい葛藤の中書いてますよ。
だからみ様のように読んでいただけると・・・すごく嬉しいです。
ありがとうございます。
haruno
鍵コメ「美(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
実はね、私の妄想小説の葛藤はそこなんですよ。
妄想とはいえ、美様のような、当時苦しんでいた方々の辛さを思い出させてしまうのではないか、とか読み手の大事な思い出をブチ壊してしまうのではないかとか。
(だからここに参加してあげちゃっていいのかな・・・という葛藤もあります)
妄想なんだから!と自分に言い訳しながらも、葛藤の中あげています。
でも・・・私はすごく愛をこめて大事に書いているつもりです。
真摯に書いているつもりです。
なので、美様のコメ、ぐっときました。
なんか・・・・すっごいうれしかったです。
励まされました。
ありがとうございました。
ちなみに同一人物ですよ。あたしみたいのがもうひとりいたら迷惑です。
haruno
鍵コメ「yuco(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
ふふふ。
yuco様は本当に人がいい!
優しい方なのですね。
ふふふ。バレバレですよ。
大好きです♥
haruno
鍵コメ「wol(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
運命の・・・ですよ・・・。
東京に住みながら新大久保はまだ3回くらいしか行ってませんよ。
時間が・・・・時間が欲しい。
サンタさんに時間をくださいってお願いしたい。
誰にも邪魔されずにyoutubeを好きなだけ見れて新大久保に行ける時間をください。
_| ̄|○チッチェエ願イダナ
赤いパーカーか・・・。
そりはまわか巣婚用の赤いちゃんちゃんこじゃ・・・ないよね?
相変わらずの逝き上手に脱帽です。
あたしも頑張らないと。
_| ̄|○何ヲ?
haruno
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鍵コメ「yuco(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
ふふふ。
ヒョンでもフンでも言いたいことはわかりますからね。
大丈夫♥
ジュリエットみれました?
あのジョンヒョンはまじでクセになりまつよ♥
haruno
鍵コメ「ku(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
kuさんのコメは、いつも私もドキドキですよ。
伝わってるかな~伝わり切れてるかな~って。
私も今回は書きながら、いつもよりは少しドキドキしてました(笑)自分も舞台あがっちゃえってね。
ユノは「だいじょうぶ」ってファンミでも連呼してましたね。
ユノがいうから説得力があるんだよな。(ファンミはちょっとふざけてだけど)
「もう1度あのまばゆい光の中へ・・・・」
ずっと胸にあったフレーズです。
ふふふ。職場の方、あったかいですのお~。
haruno
鍵コメ「sdmk(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
いつも優しいお心遣い、ありがとうございます。
リアルではないからこそ冷静に書けるのかもしれませんね。
てか、書く事でリアルで知らなかったことを昇華したいのかも。
辛い過去を昇華したいんですよ、あたしの中で。
もしこんな話がその役に立てるのなら、こんなにうれしいことはありません。
日本の海・・・5人の頃、海でよくMV撮影してましたよね。
私は個人的に沖縄の海が大好きなので、沖縄でのんびりしてほしいな~。
まだ沖縄のコンサートはないですよね。
食べ物もおいしいし、人もあったかいし、オフでもいいからホミン沖縄へ~。
haruno
鍵コメ「竹(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
心配してましたよ。お待ちしてましたよ。
人生の岐路・・・。
あたしもなんか考えると毎年・・・毎日?人生の岐路にたってる気がしてますよ(笑)
この世代はそうじゃないですか(笑)
自分で立ちあがることが困難なときこそ、他力本願寺ですよ。
そのために周りはいるのだ。世界は自分中心なのだ。はっはっはっ。
愚痴って、頼って、泣いて、暴れまわって、そうして這い上がっていきましょうよ、泥臭く。
そして、ユノチャミを見て、元気もらってパワーもらって、泥臭く生きていきましょう。
綺麗事じゃいかない世の中。
だったら汚れてやるよ。
それでも生きていられるなら、喜んで汚れてやろうじゃないか。
あっ別に綺麗でもいいんですけどね(笑)
人生の岐路。
自分が進んだ道が、本当によかったどうかは10年後に答えがでますよ。
「10年先を見て仕事しろ」
職場の先輩に言われた言葉があたしの宝です。
なんだかよくわからないコメ返でごめんなさい。
また遊びに来てくださいね。
お待ちしておりますよ。
haruno
鍵コメ「るる(以下省略)」様
ご訪問&コメント、いつも本当にありがとうございます。
「 感動しました」
この一言であたしも救われます。
ありがとうございました。
鼻、思いっきりかんでください。
haruno