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First snow of the season



First snow of the season


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ソウルの冬は凍てつく寒さだ


ちょっと前まで半袖で過ごせる異国にいたかと思いきや
今日にはもうダウンが必要なほどの寒波におそわれている母国にいる



こんな激しい環境の変化に対応するのも俺らの大事な仕事
チャンミナは本番以外はずっとマスクをしている
プロとして体調管理だけはしっかりしないと
俺らのステージは替えがきかない
2人っきりしかいないのだから








「ヒョン・・・寝不足なんだ・・・喉の調子もよくない。今日大丈夫かな・・・」


昔はそんな弱気なこともよくいってたチャンミン


「大丈夫だよ。心配すんな」


いつもそうやって根拠もなく励ます俺
でもそんなんでなぜかあいつは安心するのか、それ以上は何も言わなくなる



今は滅多にそんな弱気なことを言わない
俺が驚く程、自分で体調管理をしっかりやっている


そんなあいつが誇らしくもあり、ちょっと寂しくもあり


たまには頼ってくれよって思うけど
でも・・・・今の俺らにはお互いの自立が必要なんだ






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「この寒さ・・・・雪降りそう・・」

チャンミナが空を見上げる


あまりの寒さに2人して急いで迎えの車に乗り込む






「さっき天気予報でもしかしたら夕方頃から降るかもって言ってたぜ」

マネージャーが教えてくれる

「どーりで・・・。今シーズンの初雪になるかなあ」

「何日か前は半袖でだらだら汗かいてたのにな」


お互いふっと笑い合って、窓の外を眺める







空には灰色の分厚い雲が何層にも覆いかぶさっている
あれは・・・雪雲だ
今日は本当に降るかもしれない






「俺さあ、雪が降るとワクワクするんだよね」

「なんで?」

「なんかうれしいじゃん。昔から妙にテンションがあがるんだよ」

「・・・・犬じゃあるまいし・・・」

「・・・・・」

「僕は嫌だ。寒いの嫌い。あったかい家の中で本読んでたほうがまし」

「・・・・典型的なひきこもりだな」

「ひきこもりで結構。何がうれしくてわざわざ寒い思いしなきゃいけないんだよ」

「雪合戦とかしなかったの?雪だるまとかさあ」

「学校では友達としたけど・・・ヒョンみたくあえて好んではしないよ」

「まじで?じゃあもし降ったらやろうぜ!事務所の前で」

「あなた・・・・・・ここ正気?」


こめかみに人差指をあててあきれ顔のチャンミナ

そういう人をおちょくる態度が・・・ちょっと腹立つんだけど








そんな会話をしながら、リハのスタジオに到着する


もう慣れたもので
お互い何も打ち合わせせずにすぐ呼吸が合う
今日のチャンミナは調子が良さそうだ
海外を行ったり来たりしている今が1番疲れているはずだ
でも最近のあいつはいつも笑ってる
「疲れた」を連呼しながらも
気づけばいつも笑っている



本当に成長したよな



本当にお前を誇らしく思う
お前と2人でステージに立てることを、本当に幸せに思う






yuki3_convert_20121210003859.jpg



仕事が終わって窓の外を見ると・・・・

もうすでに雪が降り始めていた



「おおっ!!チャンミナ!見ろよ!雪降ってる!!」

「・・・・見ればわかるよ」

「お前テンションあがんないの?」

「・・・だから寒いの苦手なんだよ」




もうかなり夜も更けていて
真っ暗な外と白い雪がとてもきれいで
俺は外に出たい衝動が抑えられなかった







「チャンミナ、デートしようか?」

「は?」

「ちょっとそこまでだよ。次のスケジュールまであと少し時間あるし」

「雪・・・・降ってるけど・・・」

「見りゃわかるよ」




雪はどんどん降り続いていて、地面に早くも積もりはじめていた




「伝説なんだろ?」

「は?」

俺はにやっと笑っていう


「初雪の日にデートした2人は・・・・・・」




「・・・・まじでむかつく・・・」




「冗談冗談」




からかわれてふてくされるチャンミナを見て思わず笑っちゃうけど
ふと・・・・感慨深くなる



「・・あれから・・・もうすぐ1年たつんだな・・・」




ぶつぶつ言いながらも
いろんなものを着込んで俺と一緒に外に出るチャンミナ


おまえのそういうとこ
すごく好きだよ




ゆき1



街灯に照らされて
雪はキラキラ光っていた


いつもは車通りの多いこの道も
今日は滅多に車が通らない



道に積もった雪に足跡をつけながら
俺は久しぶりの雪の感触を楽しんでいた


チャンミナはコートのえりを立て
マフラーをぐるぐる巻きにして顔を隠している
すきまからもれる息が白い




その横顔を見て

やっぱり綺麗だなって思う







「・・・チャンミナ・・・・」

「・・ん?・・」


「・・・・いや・・・なんでもない・・・・」

「・・なんだよ・・・いいかけてやめるなよ」

「・・・・ん・・・・」

「・・・なに?・・・・」

「・・・・寒いな・・・」

「・・・・当たり前だろ、雪降ってんだから」








言いかけて・・・つぐんだ言葉






- あと何回・・・お前と一緒に初雪を見られるのかな・・・ 







お前の悲しい顔を見たくないから

この言葉は俺の胸にしまっておく






もしこの先俺がとなりにいてあげられなくても

お前がもうひとりで泣かないように




なるべくたくさんのあったかい思い出を
お前と2人で
大事に大事に
つくっていきたいと思うんだ



この初雪もまた

そのひとつになればいいなって・・・

そう思うんだ







yuki5.jpg




寒いのは苦手っていったけど・・・
正直、僕は雪は嫌いじゃない


すべての音を包み込み、信じられないほどの静寂が訪れる
そんな雪の世界は、嫌いじゃない





さっきヒョンが・・・飲み込んだ言葉



なんとなく・・・・わかった気がする




ヒョンが言いかけてやめる言葉は

いつも僕らの未来の話だ






次の初雪は・・・あなたはどこにいるんだろう




僕のとなりに・・・あなたはいるのかな・・・


あなたのとなりには・・・・僕はいるのかな・・・







でも僕は思うんだ


たとえ離れていても


心はいつもそばにいるって






冷たくなった手に息をかけ

とめどなく降り積もる雪を

僕らはただただ黙って見つめていた





「行こうか、チャンミナ」

「・・・ん・・・」






あなたと一緒に見たこの雪を

僕は・・・いつの日か思い出す

きっとすごくシアワセな思い出として

心をあったかくするだろう




そして僕は願う


次の初雪もまた

あなたのとなりで見られますように・・・




僕らはありふれた恋人のように
冷たいこの手をつなぐこともできず



僕はあなたの髪に降り積もった雪を

そっと指先で触れてみた







 

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2011年のレコード大賞「why?(Keep Your Head Down)」で伝説の”秒殺トン堕ち”したharunoのブログです。「BL」や「腐」という言葉の意味すら知らなかった私が、もはや脳の9割近くが腐っています(笑)。ユノとチャンミンの「萌え日記」と「妄想小説」をマイペースに書いています。

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