Happy Birthday dear Yunho!
Happy Birthday dear yunho

その日は一緒に過ごせないことはずっと前からわかっていた
お互い別々の仕事が入っていたし、もう何年も2人きりで一緒に祝うなんてことはしていなかった
去年のヒョンの誕生日は僕の仕事が入っていたから
ヒョンは事務所のスタッフ達と一緒に誕生日をお祝いした
日本と韓国で離れ離れに過ごした誕生日
もちろん12時を過ぎてからメールはいれた
でも僕は、こんなに離れたところで過ごすあなたの誕生日はちょっと寂しくて
かなり落ち込んでいたのを覚えている
それでも
「韓国で寂しく過ごした」
と自分の誕生日を語ったヒョンに、僕は人知れず喜んでいたんだ。
あんなに大勢のスタッフとファンがいたのに、それでも寂しいと表現するのは、僕がいなかったからって思っていいのかな。
それは自意識過剰かな。
誕生日を迎えるヒョンに、送りたい言葉は山ほどある
あなたがこの世に生を受け、今を一緒に生きられることが僕にとってどれだけ感謝すべきことか
どんな言葉で伝えたらあなたにそれが伝わるのか
出会ってから、毎年のように悩むことだけど
年々あなたとの距離が近づき、あなたのと絆が深まるほど
僕はあらたまって言うことはすごく照れくさくなってしまって
ありきたりの言葉しか伝えられなくなる
それが時に、冷たく素直じゃないってとられることもあるけど
そうじゃないんだ
本当に伝えたいことは
実はすごくシンプルなんだ
僕は真実を語ろうとして
結局1番言いたいことから遠ざかってしまうという経験を何度もしている
多くを語る相手に対しても
「この人は結局何が言いたいんだろう?」
とわからなくなってしまうこともたくさんある
多くを語れば相手に伝わるというわけじゃあない
言えばいうほど伝わらなくなってしまうこともある
物事の核心はいつもシンプルだ
余計なものを削ぎ落として核となる部分を残していくと
結局はとてもシンプルな真実だけが残るんだ
だから僕はユノヒョンを語るときにはいつも多くは語らない
いつだって言葉を精選して、その裏側にある僕らだけがわかる想いを共有している
ヒョンはそんな僕を少し寂しく思う時もあるみたいだけど
でも僕は気づいている
「チャンミンは言葉より行動で示す人」
いつも僕について語るヒョンの言葉。
これが僕の想い全てを理解し、受け止めてくれている証拠だと思っている
何よりも僕を理解し、受け止め、必要としてくれている人 。
チョン・ユンホ。
2月6日。
そんなあなたがこの世に生を受けた日

『Happy Birthday dear Yunho!』
たった一行のメールを送る。
僕なりの、ありったけの想いをこめて
このメールを送信する。
今、同じ星空をみているであろうあなたに
今、同じ時代、同じ時を刻めることに感謝して。
そして、あなたをこの世に産んでくださった、あなたのご両親に感謝して。
産んでくださってありがとう。
生まれてきてくれてありがとう。
多分、何十通、いや何百通というメールの中に、僕のこのシンプルなメールは埋もれていくだろう。
でもあなたはきっと見つけ出してくれる
知ってるんだ。
あなたは僕からのメールがいつくるか、いつも待っているんだ。
だから僕はわざと時間を遅らせて送信する。
今か今かと待ちわびているあなたを想像して。
「まだ来ない・・・・・」とがっかりするあなたを都合よく想像して。
僕からのメールを待ちながらも、多分愛あふれるメッセージがたくさん届いて、そんなメール画面を見てにやけているであろうあなたに、僕はちょっと意地悪をしたいんだ。
多くの人から愛される、あなたへのちょっとしたジェラシー。
僕の送ったメールが
『ヒョンの誕生日?忘れてた・・・。ごめんごめん』
ってな具合に、あなたに届くといいんだけど。
こんな遠回りは愛情表現、あなたは気づくはずもなく
「チャンミナ、今年は28番目だったよ。年々遅くなるなあ」
ってがっかりしたように報告するのかな。

「チャンミンがいなかったら、僕の人生は半分だった」といってくれたヒョン
それは僕も同じで
あなたがいなかったら
今のこの僕は存在しない
あなたがひとつ年を重ねるごとに
あなたの存在とともに、自分の存在を再確認する日。
おめでとう、ヒョン。
生まれてきてくれてありがとう。
生きていてくれてありがとう。
僕があなたに1年に1回伝えたいことは
こんなにシンプルなことなんだ。
ふと携帯の画面を見ると
ヒョンからの返信が届いていた。
『Thanks you bery much!』
自分のことは棚に上げて
ヒョンからのシンプルなメールにちょっと寂しくなる僕は
相当面倒くさい男だな
だからもう1度送ってやろう 。
それでもやっぱり、何百通というメールの中から、ヒョンは僕を見つける。
そして大声で笑うだろう。
『「bery」× →「very」○ アメリカ留学したんだろ?御曹司様!』
そしてまた、僕はあなたからの返事を待つ。
こうなったら
とことんお祝いメールを邪魔してやろうかなんて
意地悪なことを考えながら
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