after the night of a party

after the night of a party

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もう数え切れないほどのこういったパーティに参加しているが
僕は未だに慣れずにいる

仕事と割り切ってはいるけれど
僕はユノヒョンみたいに社交的な方ではない


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どうしたって人が集まるところは苦手だ

ヒョンもそれがわかっているから
こういうところではあまり僕から離れない

ゲストが集まればヒョンが対応してくれて、僕はその話に適当に相槌をうったり笑ったりしている
そして適当なところで僕に話をふってくれ
僕は状況を判断しながら、ひとことふたこと短く受け答えをする

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いつまでもそんなんじゃだめだと思うけど
でもヒョンが隣にいてくれる限り、僕はこのスタンスは変えないだろう



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ヒョンはこういう場では、とにかくもてる



サービス精神が旺盛で
男の僕から見ても男らしく魅力的で
男女関係なくいつも僕達の、というよりヒョンの周りには人が集まってくる





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またいつもの通り、ヒョンの周りには次から次へといろんな人が挨拶に来る
今日は女性ゲストが多いせいなのか
とにかくそれはもう魅力的な女性達がたくさん集まってくる




僕もその都度ヒョンと一緒に対応していたけれど
今までの疲れも溜まっていて
ちょっと無理をするには限界だった




僕はそっと女性たちの輪から抜け出し
空になったグラスにシャンパンをもらいにいった

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「チャンミンさん?」

突然名前を呼ばれ、びっくりして振り向いた


仕事を一緒にしたことはないけれど
名前もよく知っている女優さんだった
 

魅力的な優しい微笑みとともに
シャンパングラスをそっと僕に渡してくれた


  おひとり?


  あ・・いや・・・なんだか少し疲れてしまって・・・



僕は少し離れたところにいるユノヒョンに視線をおくった
彼女は僕の視線の先にいるユノヒョンを確かめ、かすかに笑ったように見えた


  私もよ。人ごみは苦手なのよ。


  あ・・・僕も同じです。


  ねえ・・・よかったら少し外に出て話さない?



彼女はパーティー会場から外に続いているバルコニーに視線をおくった

僕は断る理由も見つからず、少し戸惑いながらも彼女と一緒にバルコニーへと歩いた



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夜の風は心地よかった

パーティー会場の喧騒から離れ、僕は少しほっとした気分になっていた



  ずっと前から、一度お話したいと思っていたのよ


  ・・・あ・・・ありがとうございます・・・


僕はなんて言っていいかわからなくて、咄嗟にお礼なんて言ってしまった

ユノヒョンだったらこんな時なんていうんだろうな
「僕もですよ」なんていうんだろうな・・・
そういうところは天然じゃないんだ、あの人は
さっきだってあんなにたくさんの女の人に囲まれて
鼻の下伸ばしちゃって、調子にのって・・・・・



  ・・・・さん?


  チャンミンさん?


  あっはい


僕はヒョンことを考えてしまって、まともに彼女の話を聞いていなかった


  あなたのね、ステージや雑誌を見て、すごく魅力的だなって思ったの


  ・・・・あ・・・ありがとうございます


  よかったら・・・なんだけど・・・


  はい・・・


  お仕事一緒にさせていただけないかしら・・・なんて思って


  はい・・・・

  
  事務所には私も話を通さなきゃいけないし
  もしよかったら・・・
  あなたの個人的な連絡先を教えていただけないかしら




彼女からの積極的にアプローチに僕は少し戸惑っていた

僕もバカじゃない
僕だって男だ

潤んだ瞳でこんな風にに誘われたら・・・・
それなりにそれなりの意味を含んでいるかもしれないことくらいわかる



どうしよう・・・
断る理由が見つからない・・




「チャンミナ」

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ヒョンだった。


「お話中、失礼」


にこやかな、さわやかな笑みを浮かべながら、丁寧に女優さんに挨拶をした

やっぱり例のごとく、実にスマートに

男の僕から見ても、やっぱりヒョンはかっこいい



「いろいろ挨拶周りがあって・・・ちょっとこいつをお借りしますね」



僕の返事も何も聞かず
ヒョンは僕の腰に手を回し、半ば強引にパーティー会場に戻された




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「なっなに?」

僕はヒョンのあまりの強引さに戸惑いと抵抗を訴えるように言った



「隙だらけなんだよ」



ヒョンは僕を見ずに言った


「・・・お前は隙だらけなんだよ」

「っな・・・・」

「いいから俺のそばから離れるな」


最後は耳元で囁かれ、僕は顔が耳まで真っ赤になったのがわかった


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「・・・ヒョン・・・怒ってるの?」



ヒョンはそれには答えなかった


だけど、僕の腕を引き寄せ、耳元に顔を近づけてささやいた




「今日・・遅くなりそうだから、このホテルに部屋とってもらったから」



そして例の片方の唇を微かにあげながら

すごく意地悪そうに
すごく楽しそうに
まるで標的を捉えた悪魔のように
僕を見てにやりと笑っていった



「覚悟しとけよ」



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パーティの夜は更けていく




今夜はハードな夜になりそうだ






でも僕は実は知っていたんだ


僕がバルコニーへ行く時


ヒョンが女性たちの輪からちらりとこちらを見たことを








after the night of a party ~continuation~

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部屋に入るなりヒョンはネクタイに手をかけ
左右に軽くずらしながらYシャツのボタンをあける


-その仕草に
 僕は男ながらドキっとしてしまう


大きめのソファーに体を投げ出し
首を2、3回鳴らしたかと思うと目をつぶって天井に顔を向ける


ヒョンは少し酔っているようだ
年に2、3回しか飲まないワインに手を出し
シャンパンもかなり飲んでいたと思う



酔っている時のヒョンは意地悪だ

すごく挑発してくる

それがもとで喧嘩になることもしばしばだ
その挑発を真に受けている僕を楽しんでいるようでもあり
その挑発を無視すれば、さらに僕を追い込んでくる


でも今日のヒョンは少し違った
あんなに意味ありげに笑って”覚悟しとけ”なんて言った割に
なんだかすごく疲れていて今にも意識を失いそうだ


部屋をとってもらって正解かもしれない

ここのところずっと仕事とレッスンずくめだ
少しでもヒョンの睡眠時間を確保してあげたい



「ヒョン・・いいから早くベッドで寝ろよ」

ヒョンの手を引っ張って立ち上がらせ
そのまま背中を押してベッドに転がす



「・・・乱暴だな・・・相変わらず・・・・」



口の端を少し上げ、ふっと鼻で笑う



知るかよ

人の気も知らないで



僕はとり合えずヒョンの靴を脱がせ、ジャケットを剥ぎ取る

全く手のかかる男だ




「・・・チャンミナ・・こっちおいで・・・」




起きているのか寝ているのかもわからない状態で
何を言っているんだこの男は



それでも、一瞬、顔が赤くなるのがわかる



「黙れ、酔っ払い」



その一言だけ言い残して、僕はバスルームへと入っていった




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バスルームから出ると
ヒョンは枕を抱えながら静かに寝息を立てていた


洋服もきたまま、メイクもしたまま、髪もセットしたまま

何やってんだよ・・もう・・・



ベッドに腰掛けてタオルで髪を拭きながら
久しぶりにその寝顔をそっと見下ろす



規則的な寝息
微かに上下する胸と背中
長い睫毛
適度に厚みのある唇





この人の横顔が好きだ

すっと美しく伸びた鼻筋
鋭利な刃物のような無駄のない顎のライン




この人の背中が好きだ

筋肉の筋がまるで生き物のように浮き立ち
全てを背負って立つような、広くたくましく、そして美しいフォルム




この人の指が好きだ

細く長く、それでいて関節には存在感があり
しなやかに、時に強く、僕をあるべき方向へ導いてくれる指先





頬に手を触れてみる





目の下の傷を、そっと指でなぞる





せめて
せめて夢の中だけでも
すべてのしがらみから解放されて
この人の心が自由でありますように






「・・・チャンミナ・・」



「・・・・起きてたの?」



頬に触れた僕の手に
そっと上からヒョンの手が重なる





「・・・夢・・・見てた・・・」



「・・・・・どんな・・・?」



ヒョンはまだ寝ぼけているようだった



「・・・海が・・・・海が見えた・・・」



「・・・・・それで・・?」



ヒョンは小さな子供みたいだった
僕はヒョンの横に座りながら、頬に触れた手をゆっくりと動かす






「・・なんか・・・・シアワセだった・・・」


「なんだそれ」


僕はおかしくなって笑う




「・・・未来・・・みたいだった・・・」


「奥さんはいたか?チョン・ジヒョンはいたか?」



僕は笑いながら、水を取りに行こうと立ちがる

ヒョンがそんな僕の手を取り、自分の方へ引き寄せる





「俺の横には・・・チャンミナしかいなかったよ」





下からまっすぐに見つめられ、僕は思わずドキドキする






「・・・まだ・・酔ってんの?」


「・・・・そうかもな」





そのまま顔を引き寄せられて

キスされた




1度目は感触を確かめるように



2度目はお互いを確かめるように




形勢逆転
万事休す





やっと唇が離れ、ヒョンと目が合う



「・・・シャワー・・・浴びろよ・・・」



僕の言える精一杯



「相変わらず、厳しいね」



ふっと笑い、ベッドから起き上がる



ヒョンはバスルームへとYシャツを脱ぎながら歩き、
いつものにやり笑いで僕の方を振り返る





「いっとくけど、先に誘ったのはそっちだから」









さっきのこと?
それともパーティー会場でのこと?



どっちにしたって

やっぱりヒョンにはかなわないってことか





まだしびれの残る唇をそっと指でなぞり


僕は大きなため息をついていた




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haruno

Author:haruno
2011年のレコード大賞「why?(Keep Your Head Down)」で伝説の”秒殺トン堕ち”したharunoのブログです。「BL」や「腐」という言葉の意味すら知らなかった私が、もはや脳の9割近くが腐っています(笑)。ユノとチャンミンの「萌え日記」と「妄想小説」をマイペースに書いています。

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