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Stand by U ~from scene1 to 6~

Stand by U ~prologue~


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ふと、ラジオから聞こえてきた、聞き覚えのある曲


前奏の、その美しいピアノの和音が、激しく僕の胸を打つ



聞き覚えのある?


当たり前だ

僕らの歌だ




今頃?


なぜ?



ラジオで交通情報を聞こうと適当にボタンを押していたら

突然耳にとびこんできた



ボタンを押していた
指が止まる



 君がサヨナラも言わずに

出て行ったあの日から

この街の景色やにおいが

変わった気がするよ

きみのすべてになりたくて

交わした約束も

果たされないまま思い出に

変わってしまう



失恋した誰かがリクエストでもしたのか


昔の恋人を偶然町でみかけ、この曲を思い出したのか




そして





そして
なんの前触れもなく



なぜだかわからないけど




突然身体の中心から僕を押し上げてくるような

そんな激しい感情に逆らえず






気づくと



僕は



僕は・・・・・・・・





泣いていたんだ・・・・・







Stand by U ~scene1~

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あとからあとから流れてくる涙に視界が遮られ
ハンドルをあわてて側道へときる



だめだ


僕は激しく混乱している



幸い深夜にこの道を走ってる車はほとんどなく
ギアをPにいれ、サイドブレーキをかけ
僕は運転を諦めた


さっきの激しく揺さぶられるような感情の波は去ったが

今度は穏やかな海の、寄せては返すような静かな波が
僕の心を優しく乱す



シートを少し後ろに倒し
ハンドルから離した両手の甲を額にあてる







あれから・・・・


あれからどれくらい経ったんだ・・・




あれから、僕はどこへ向かい
あれから、僕はどこにたどり着いたのか






そして・・・






あなたは今 何をしているんだろう

どんな顔で 笑っているんだろう







ヒョン・・・


ユノヒョン・・・






愛しい人の名を呼ぶだけで

僕はこんなにも満たされる





ヒョン・・・・僕はちゃんと生きてきたかな

ヒョン・・・・僕はまっすぐ歩けているかな







そっと目をつぶる

涙はあとからあとから流れてくる


その涙を拭うこともせず

ただただ感情の波に身を委ね




僕の意識は過去と現在をさまよっていた・・・・。








Stand by U ~scene2~

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僕は昔から自分を内向的な人間だと思っていた



     答えが分かっていても、絶対に自分からは手を挙げない
     何かを決めるときには、絶対自分からやるとは言わない



でも最近そうではない、と思い始めた自分もいる




自分について深く考える時間ができ
自分を冷静に分析する(せざるを得ない)状況になり



自分の見方が、少し、変わってきた




僕は「目立たない」ことで「目立とう」とはしていなかったか
僕は「目立たない」という手段を使って、実は自己主張をしていたのではないか




僕が遠回りでそんなに面倒くさい自己表現をしてしまう理由はただひとつ





傷つきたくないからだ





自分から出過ぎなければ批難されることもない




でも

でもそのくせ・・・心の底では周りから認められたい・・・




いつの頃からか、僕は自分が傷つかずに済む方法を覚え
いつも周りの顔色を気にし
瞬時に、どう振舞ったら周りが喜んでくれるのか
僕を認めてくれるのか



そんなことばかり考えるようになっていた





そんな時、僕は僕のアイデンティティをぶち壊すかのような男に出会った




チョン ユンホ




僕にとってはありがた迷惑な新種の人間だった


目立ちたがる
おせっかいをやきたがる
よくしゃべる
いつも人といたがる
そして暑い、熱い

そして、何事にも絶対に手を抜かない



全てにおいて僕の対局にいる男

「わかってくれる人だけ、わかってくれればいい」

そんな僕の消極的な考えは、この人には通用しない





「わかってもらえるまで、あきらめない」









その真っ直ぐな心が




卑屈になりかけていた僕の心に




光をあててくれたんだ








Stand by U ~scene3~

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他人との共同生活なんて小学校のキャンプ以来だった


自分だけだったらまだしも、家族以外の人間との(しかも5人!!)
「今までの価値観をもったままの共同生活」は
想像以上に厳しいものだった




他人と場所を共有すること
他人とものを共有すること




僕が「常識」と思っていたことが、他人にとってはそうではなかったり
僕が「譲れない」と思っていたことが、他人にとってはどうでもいいことだったり




僕はグループのマンネ(末っ子)で何か言いたくてもやっぱり飲み込んでしまうことも多く

相当なストレスを抱えていたことは確かだ



でも仲間と同じ夢を追い求め
いくつものうれしいこと、つらいこと、苦しいことを共に乗り越えていくことで
いつのまにか僕のストレスは減っていった



いや、ちがうな



正確には、ストレスとうまく付き合う方法を身につけたというべきか



僕たちはお互いの欠点を受け入れ、認め、共に生きていく

言葉じゃなく
感覚でそれを分かり合えるようになっていった




ホームシックにかからなかったといえば嘘になる
でもさみしい時には誰かしらが同じ空間にいてくれる



それぞれが同じ寂しさを抱え、共有し、寄り添うように生きていたあの頃



突然こんな世界に入り
何も知らないマンネの僕は
ただただ目の前の与えられた仕事を黙々とこなし
自分のやるべきことを一生懸命やり遂げることだけを考え、生きていた





でも

ユノヒョン

あなたはちがった





あなたは苦労して苦労してやっと手に入れたこの「東方神起」というグループを

そしてその「東方神起」というグループのリーダーとしての地位を



自分のことよりも大事に考えて、生きていた




あなたは常に「東方神起のリーダー”ユノ・ユンホ”」であり
自分のやるべきこと
取るべき行動を
「東方神起」としてどうあるべきかを考え
生きていた





その孤独は計り知れない





あの頃の僕は

そんなあなたの孤独を知る由もなく



ただただ自分にとっては遠い存在として
置いていかれないように
ついて行くのがやっとだったんだ






でもあの頃

そんなあなたの孤独を癒すことができたのは誰だったのかな






そう考えると




今でも悔しくて悲しくて




僕は






僕はどうしようもなく混乱するんだ・・・















Stand by U ~scene4~

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母国と外国を行ったり来たりする日々
慣れない言葉や習慣に戸惑い

その上家族や友達に会えない寂しさもつのり
僕はどんどん内にこもるようになっていった




そんな時

いつも真っ先に僕を気にかけてくれたのが



ヒョン



あなただった





「チャンミナ、飯食いに行くか」


「チャンミナ、ボーリング行こう」


「チャンミナ、一緒にDVD見よう」




チャンミナ



チャンミナ





あなたの口から出るその呼び方が
あまりに優しくて
照れくさくて
でも、うれしくて




頑なだった僕の心が
少しずつ、少しずつ、柔らかくなっていった





でも、なかなか素直になれない僕は


「ヒョン! また靴下脱ぎっぱなし!」


「ヒョン!ペットボトルから直接飲まないで!」


「ヒョン!靴のまま家に入らないで!」





ヒョン!




ユノヒョン!





同室だったことが多かったこともあり
僕は他の仲間に比べ
あなたを怒ってばかりいた気がする






本当は


本当は「ありがとう」をいいたかったのに






本当は


本当はもっと素直に甘えたかったのに






でもリーダーという立場のあなたは
僕だけじゃなく、いつもメンバーのことばかり考えていた


いつもメンバーの体調を気にかけ
いつもメンバーに話をふり
そして僕たちの知らないところで、いつもメンバーの自慢話をし
惜しみない愛情を僕たちに注いでくれていた




甘えたいけど

甘えちゃいけない、と自分を押さえる



だから
遠回りで面倒くさい僕は
余計に気を張り「しっかり者のマンネ」を演じていたのかもしれない




「目立たない」ことで「目立とう」としていた僕

「しっかり者」を演じることで
あなたの気を引きたかったのかもしれない





あなたに褒められ
あなたに認められることで
あなたの愛情を独り占めしたかったのかもしれない




ユノヒョン




あなたは誰に対しても惜しみない愛情を与えてくれる

でも時にその優しさが、人を傷つけてしまうこともある



どれだけ多くの人があなたの愛を欲し
そして、あなたの愛が自分だけのものでないと知り
どれだけの涙を流しているか




あなたは知らないでしょう・・・・







ヒョン




今考えれば


あの頃の僕はあまりにも幼くて
あなたの愛に甘えすぎていたように思う


それがたとえ僕ひとりに向けられたものでなくても
僕はあなたの愛の下では、自由なマンネでいられたんだ




そして僕がそうだったように

皆もまた、あなたの愛に甘えていたんだ
惜しみなく、自分のことを顧みず、あなたのくれるただただ純粋でまっすぐな愛に

安心して
自由になって


そしていつのまにか傲って・・・・・









そう


僕たちは


あまりにも幼くて



愛を与え続けているあなたの孤独に気づかず



ただただ



自分たちのことだけを考えていたんだ





そうして



僕たちは




いつの間にか心が離れていったんだ・・・・・・・











Stand by U ~scene5~

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土壌を耕し
種をまき
たっぷりと水分を吸収し
耀く太陽の光を浴び


雨の日も風の日も
飛ばされぬよう
折れぬよう
しっかりと大地に根をはり


幹は太くなり
葉は生い茂り

あとはただ実りの季節を迎える




そんな時の出来事だった







僕の意思とは関係なく
突然周囲が騒がしくなり
状況が目まぐるしく変わった




”冷静さ”が売りの僕が

激しく混乱していた





永遠を誓い合った仲間
頂点を目指し、大事に大事に積み重ねてきた数え切れない月日







目の前の全てが信じられなくなっていった







僕は誰だ



僕は、今まで何をしてきたんだ


僕は今、何をしなければいけないんだ








逃げだしたかった


面倒くさいことは全部誰かに任せ
温かい毛布にくるまり、不安なんか何もなく
無邪気な子供のように
ただただぐっすり眠りたかった



朝おきたらすべてが片付いていて
また、僕はいつもの日常にもどっていく


そんなことを何度夢見たことか







でも現実は残酷だった



疲れているはずなのに眠れない日々
お腹は空いているはずなのに、食べ物を受け付けなくなっていく身体
頬がこけ、目の下のクマが浮き立ち、均衡が保てなくなっていく心



朝起きれば、ぎくしゃくした不穏な空気が僕を押しつぶす

それでも寝食をともにする僕たち
それでも笑って仕事をこなす僕たち

愛すべきファンに向け、愛の歌を歌う僕たち






これが現実なのか


これが自分なりに誠実に正直にまっすぐ生きてきた僕の答えなのか







僕は、どんな顔をしている?


僕は、どんな顔をしたらいい?


僕は、どこへ向かっている?


僕は・・・・・・どこへ向かえばいい?








明日も見えない

そんな暗闇をさまよう毎日で




気がづけば


僕のそばには




ヒョン

ユノヒョン







あなたがいたんだ





Stand by U ~scene6~


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できるのなら、時を止めたかった





少し、もう少し待って欲しい





うまくやってきたんだ
喧嘩もしたし、時には手が出そうなくらいヒートアップした時もあった




それでもここまでやってきたんだ




笑って、泣いて、励まして、抱き合って

そうして僕ら、気の遠くなるような試練を乗り越えてきたんだ





時間さえあれば
もう少し時間さえあれば、またこれまで通りうまくやれるはずなんだ




そうだろう?





それなのに





次々に埋まるスケジュール

話し合うこともなく
ぶつかり合うこともなく
気まずい空気のままこなさなければいけない仕事





少し前まで



夜、ヒョンたちの話し合う声が聞こえた


僕がいる時もあれば、いない時もある
僕はわざと聞こえないふりをしたり、話が始まるとそっとひとり部屋に逃げ込んだりした時もあった




争いは嫌いだ




僕はただ、これまで通り、うまくやっていきたいだけだ







そんな僕の動揺とは別に
ユノヒョンはどんな仕事でも今まで通りこなしていく


不安や混乱など微塵も見せることなく
インタビューに笑顔で答え、カメラが回れば愛嬌を振りまき
今まで通り、東方神起のリーダーとして責任ある行動をとっていた


そんなヒョンに
ぼくは時として苛立ちさえ感じていた



どうしてそんな平気な顔できるんだよ



どうしてもっともっと怒らないんだよ



思いっきり怒って、泣いて、取り乱して、暴れて

もっともっと感情的になればいいのに








今思えば

あの頃

あなたはどれだけの孤独と苦しみを一人で抱え、戦っていたのだろう



自分の感情を押し殺し
メンバーひとりひとりの苦しみを理解しようとし
共有しようとし
たった一人であがき続けていたんだ


あくまであなたは東方神起のリーダー「ユノ・ユンホ」であり
何よりもグループを、仲間を、最優先に考えていた

全ての責任を一身に背負い

「チョン・ユンホ」を封印することで
自分の感情を押し殺すことで
沈黙を押し通すことで


僕らを守っていたんだ






ねえ、ヒョン



僕は今もまだわからないんだ



あの時、僕はどうすればよかったんだろう







いつか



その答えが



見つかる日がくるのかな・・・





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haruno

Author:haruno
2011年のレコード大賞「why?(Keep Your Head Down)」で伝説の”秒殺トン堕ち”したharunoのブログです。「BL」や「腐」という言葉の意味すら知らなかった私が、もはや脳の9割近くが腐っています(笑)。ユノとチャンミンの「萌え日記」と「妄想小説」をマイペースに書いています。

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